先日は、名古屋にある南山大学で、特別講演のご依頼を頂き、留学生、日本人学生、教職員の方を対象とした英語での講演と日本語での小噺も交えた英語落語を披露してきました。
私も留学生として日本で学んでいたため、その頃の写真や経験、思い出について、また、日本との出会い、落語家になるまでの経緯、さらに日本で留学している学生へ伝えたいメッセージ等をお話しました。今後の勉学のモチベーションやキャリアについて考えるきっかけになってもらえたらと思います。また、「日本文化についての理解を深め、日本文化の魅力について知る貴重な機会となった。落語を身近に感じることができ、さらに異文化交流の大切さも感じた。」とのお声を頂き、皆様に喜んでいただけ嬉しく思います。
落語は、留学生にとってだけでなく、日本人学生にとっても、あまり聞く機会はないかもしれません。寄席に足を運ぶということは、特に、若い世代の学生にとってはハードルが高いものです。大学等では、先生方や国際センターの職員の方がこのようなイベントをご企画されますが、留学生にとっては、一生に一度の日本での大切な思い出となり、日本滞在の一度きりの貴重な経験となるかもしれません。日本人の学生にとっては、日本文化に触れ、将来、留学や仕事で海外に行った際に、外国人と交流を深める会話のきっかけとなるかもしれません。
海外では多くの方が、日本の文化や芸術にとても興味があります。ぜひ落語を、堅苦しく感じず一度は見てもらい、楽しさを知ってもらいたいです。江戸時代から400年続く落語、一度聞けば面白さに必ず気づいてもらえるはずです。
江戸時代の人も、今の時代に生きる皆様も、寄席で私を見たら江戸落語で唯一の外国人落語家の私に、まずは最も驚くかもしれませんね。
南山大学のインスタグラムにも投稿していただきました。国籍を問わず学生の皆さんが、楽しんでくれて嬉しく思います。下記画像は、大学のインスタグラムです。





